一言語目が軌道に乗ってから、二言語目を教えた方がいいの?

一言語目が軌道に乗ってから、二言語目を教えた方がいいの?

実際にバイリンガルを育てた言語学者Sorace氏と、Ladd氏が、アメリカでのバイリンガル育児の質問に答えている記事を見つけたので、シェアします。シリーズものとして、それぞれのQ &Aを日本語訳をしていきます。

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Q7:一言語が軌道に乗ってから、二言語目を教えた方がいいの?

A7:bilingual home situation(両親が違う言語を話す家庭)の場合は、絶対にNo!ただでさえどちらかの言語が「劣勢」になるのに、もし教えるタイミングを遅くしたら、子供は確実に「その言語を重要ではない」「努力する価値が無い」と思ってしまうだろう。

一方、bilingual setting situation (例えば、アメリカに住んでいる日本人夫婦)の場合は、子供は英語に自然に、徐々に触れていく。家族がアメリカに住み続けて、子供がアメリカの学校にいく限り、英語を話せないリスクはない。実際、bilingual setting situationでよくある問題は、外での言語(英語)を好む事によって、家で話してる言語(日本語)を話さなくなる事である。


Q8:パートナーと私は違う言語を話します。もし子供をバイリンガルにしたかったら、子供たちに対してそれぞれ自分自身の言語で話すべきですか?

A8:多くの専門家は、bilingual home situationの人には「one-parent-one -language」の方法を薦めています。コンセプトは、常に、ママはママの母語、パパはパパの母語で子供に話しかける事です。これは子供をバイリンガルにする基本となります。ですが、方法はこれだけではないし、もしかしたらこのやり方も上手くいかない可能性もあるけどね。            ‌


こちらのサイトの7、8個目の質問を日本語訳しています。

FAQ: Raising Bilingual Children | Linguistic Society of America