モンテッソーリ教育について−2

モンテッソーリ教育について−2
Photo by Annie Spratt / Unsplash

モンテッソーリと一口に言っても、学校によって様々です。ピンキリという言い方はよくありませんが、なんちゃってモンテッソーリみたいな所もあるし、モンテッソーリの中でも、どこまでオリジナルに基づいて厳しくやっているかに違いがあります。それによって学校やクラスの雰囲気が違います。なので、もし子供をモンテッソーリに入れたいな〜と思っている方がいれば、複数の学校見学をした方が良いです。正直、幼稚園ではそんなに差はない気もしますが、小学校見学をしてみて、学校毎にカラーがあるなと感じたので、ぜひ学校見学はしてみて下さい☺️見学の時に注意するチェックポイントを以下にまとめます。

①メインの先生達がモンテッソーリを教えるcertificate(資格)を持っているか→AMI / AMS / MACTE / IMCの内のどれかを持っているはずです。アシスタントの人は持ってなくても大丈夫です。

②どれくらいオリジナルのモンテッソーリに忠実か(authenticさのレベル)→全てをオリジナルに沿ってやっている厳しめの学校から、普通の幼稚園の要素を一部取り入れている学校など、色々です。モンテッソーリが始まったのは1907年なので、もしかしたら中には時代遅れ?な要素もあるかもしれません。ここは見学をしてみて、親の好みと、子供がどういうタイプの園に合いそうかどうかで決めると良いと思います。

③先生の定着率→アメリカはモンテッソーリに限らず、幼稚園の先生の入れ替わりが激しいです。年度の途中で急に先生が変わる事もよくあります。なので、できれば、同じ先生が長く勤めている園を選ぶ方が、ストレスが少ないです。

④1日のスケジュール→子供達が毎日何をやるかを確認できます。先に書いた通り、クラス皆で何かをする時間があるか、外遊びの時間があるかをチェックできます。(もし、そういう時間があった方が良いと思うのであれば。)おやつとお弁当事情も確認できます。

⑤年齢ごとのバランス→3歳〜6歳の各年齢で大体同じくらいの人数が理想です。年齢毎のバランスが極端に悪いと、異年齢混合クラスのメリットが減ります。(前述した通り、アメリカでは5歳で辞める人が多いので難しい所ではありますが。)

⑥外でお仕事できるスペースがあるか、外遊びの遊具があるか、植物を育てるエリアがあるか、動物を飼っているか。このあたりはどこのモンテッソーリにも共通している施設の特徴です。

もう1つ学校選びでアドバイス(?)があるとすれば、もし小学校もモンテッソーリを考えているのなら、最初から、小学校まである幼稚園を選んだ方が良いです。モンテッソーリは、①幼稚園だけ②幼稚園と小学校③幼稚園から中学校まである学校があります。小学校から公立に行く子が多いので、幼稚園だけの①が一番数が多いです。

うちの子供達は①に行っています。なので、小学校は違うモンテッソーリの学校に行く事になり、いわゆる受験?っぽい感じになります。②/③の学校に途中から入るっていう感じですね。それらの学校は、まずは自分の所の幼稚園で小学校に上がりたい子供を優先して、残った枠を外からの生徒に割り当てます。受験といっても、テストや面接があるわけでもないし、特に大変ではありません。ただ、外からの生徒の枠が少ないので、入るのが難しい場合があります。要注意です。


娘をモンテッソーリの小学校に行かせよう!となった私達。家から通える範囲で2つの学校があるので、それぞれ見学してきました。小学校までモンテッソーリを続ける人なんてそんなにおらんやろ〜とぬくぬくしていた私達は、応募すればすぐ入れると思っていました。が、大誤算😭前も書いた通り、もともと小学校のクラス数が少ない中、外からの生徒の枠は更に少なかったのです。しかも我が家は、上の娘が入るであろう学校に、下の娘も転校させたいのです。(小学校と幼稚園両方ある学校。)そうすれば、この先下の娘の小学校に悩まなくてもいいし、距離的に2つの学校に別々に送り迎えするのは無理なので🚗先日、無事に2人とも同じ学校からacceptされて一安心した所です😮‍💨

さて、小学校見学。2校とも、施設見学だけではなく、実際に子供達がいる教室の中で座って20分ほど、クラス内見学もできました。クラスの雰囲気、子供達が何をやっているか、先生がどうやって子供達と関わっているかが直接見れて、初めてモンテッソーリってこんなんなんだ〜と実感できました。

クラス内見学をして思った事は、小学校は圧倒的にグループワークが多かったです。友達同士で固まって座って、一緒に何かをしています。文字の練習をしたり、図鑑をノートに写したり、算数のフラッシュカードをやったり。編み物をしたり。先生がレッスンしているグループもありました。もちろん一人で何かやっている子もいます。面白いなと思ったのは、高学年のある子が一人で何かを黙々とやっていて、何かな?と思って覗いたら、自作の漫画を書いていました😂他の高学年の子のグループでは、誰が一番早く計算ができるかゲームをしていました。低学年のクラスで20分間ずっと一人で本を読んでいる子もいました。何もする事ない!と言ってフラフラしてる子はおらず、みんな何かしら手を動かしていました。すごい☺️幼稚園ももちろん良かったとは思うけれど、小学校の方がモンテッソーリの良さがより際立ってるような気がしました。

学校見学の時に、私が気になっていた質問をしました。これは多くの人が気になる部分だと思うので、共有します。

質問:自分の興味のある事を選んで勉強すると聞いているが、例えば子供が算数に全く興味がなかった場合、そのまま放っておくのか。それとも最低限はやるようにしてくれるのか。

答え:英語(国語)と算数に関しては、各学年で、ここまでやるというガイドラインがあるので、それを満たす様に先生がフォローする。3年生以上は、毎年小学生が受ける公的テストを受けて、子供達の学力をチェックする。

そこの学校では、子供達はやらなくてはいけない事(学力を上げる為のこと)と、やりたい事(自分の興味)の両方があり、どういう配分でいつやるかを自分で決めるイメージだそうです。もちろん先生のフォローがあります。モンテッソーリって好きな事を永遠に自由にやれるイメージですが、私が聞いた限りでは、完全自由なわけではなさそうです。「毎日自分で、いつ/何を/誰と、どれくらいやるかを選んで決めれる自由」なだけで、やらなきゃいけない勉強はちゃんとあるのです。私はこれを聞いて安心しました。だって、算数嫌いだからって掛け算できないまま中学生になってもらっては困る😜それでも普通の学校に比べたら、自分の興味がある事が絶対的にやれます。

この部分は学校によって方針が違う可能性があるので、実際に学校に確認してみて下さい。

幼稚園でもABCや算数に関しては、先生が年齢に合わせてフォローしています。幼稚園の先生が言うには、誰か一人がABCをやっていれば、他の子供達はそれを見て興味を持つのが普通で、幼稚園後半でABCをやらない子供はほぼいないそうです。レベルや進度には違いがあるけれど。とまぁ、小学生でも引き続き、自分の興味のある事を自分のペースでできる且つ、先生から勉強フォローもあると言うことがわかり、安心してモンテッソーリの小学校へ行かせれるなと思いました。


よく、モンテッソーリに行けば頭が良くなると言われているのですが、本当にそうでしょうか?

言い方が難しいんですが、モンテッソーリの本来の目的、目指すところは「賢さ」ではないと私は思っています。例えば、モンテッソーリに行けば、もともと勉強が得意な子はどんどん進めれるわけです。勉強が苦手な子は、ゆっくり進むわけです。将来のある時点では、この2人の学力には差が出ます。自分の好きな事を追求するスタイルなので、全科目総合して、賢くなる訳でもありません。興味のある分野は伸び、興味がない分野は伸びないわけです。(ある程度の勉強フォローはありますが。)

それでも私がモンテッソーリが良いなと思う理由は、以下の3つです。

①勉強に対してネガティブなイメージを持たなくてすむ。自分のペースで進むので、もし勉強が苦手でも、他の子供と比べて「自分は勉強ができない」と思いにくい。※親の方が、他の子供と自分の子供を比べないように注意が必要です。(ソース:私。笑)

②好きな事はどんどんやれるので、「学ぶことは楽しい」と思える様になる。また、自分の好きなもの、得意なものが見つかりやすい。

③ステップ毎に勉強が進むので、わからないまま先に進む事はないし、少しずつでもやれば、最終的には何かを学べるという自信が付きやすい。(と思いたい。笑)

賢くなる、成績が良いことは大切ですが、それよりも私はこの「学びに対する姿勢」が大事だと思っています。人生は長いです。将来子供達がどんな世界に生きようとも、自分の好きな事を見つけ、学び続けて、豊かな人生を送って欲しいなと思っています。(ちなみに夫は、子供達にモンテッソーリに行く事で賢くなって欲しいそうですが。笑)

最後に、世の中に色々な教育方法や学校がありますが、どれが一番良いかはわかりません。どんな学校に行っても、良い所や悪い所はあるし、子供によって何が正解かはわからないし、経済的な問題もあると思います。子供の様子を見ながら、その都度、子供に合わせて柔軟に対応していく事が何よりも大事なのではないでしょうか。自戒を込めて。笑

以上、長々と読んでいただき、ありがとうございました!